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基礎を徹底的に学ぶ

高校入試では基礎問題が数多く出題されます。そのため、基礎ができていれば合格に大きく近づくことが可能です。難しい問題は、基礎が完璧になってから挑戦するべきであり、初めから力を入れて取り組む必要はありません。

基礎問題を解く力が未熟だと、ミスで不正解になる確率が高いです。人間は誰しもミスします。しかし、基礎が固まっていれば、基礎問題でミスをする可能性は低くなります。また、基礎ができれば、応用問題も解くことが可能です。

応用問題はあくまで、基礎を発展させた問題にすぎません。基礎こそが、合格の鍵を握っているのです。

アウトプットを意識する

勉強は、インプット（情報を頭に入れること）だけでは不十分です。学んだことを自らの知識とするには、アウトプット（学んだ情報を出すこと）を意識する必要があります。
例えば、単語帳を読むのは、インプットです。一方、単語帳で学んだ単語を使って長文を書いたり、人に話したりするのはアウトプットです。

知識は学び（インプット）、それを実際に使う（アウトプット）ことではじめて自身の力となります。一生懸命勉強しているにも関わらず、思ったような結果になっていない場合はアウトプットが不足しているかもしれません。インプットと同じようにアウトプットも意識しましょう。

安易に新しい問題集を買わない

学力を高めるために、新たな問題集を購入する方もいらっしゃるでしょう。しかし、秋・冬のあまり受験まで時間がないタイミングで、新たな問題集に手を伸ばすのはおすすめいたしません。

問題集で力をつけるコツは、「1冊を極める」ことです。次々と新しい問題集を解いていっても、それぞれの問題集で学んだ内容が身についていなければ点数アップにはつながりません。新しいものを買うのは、現在持っている問題集をやり切ってからでも遅くないでしょう。

模試の結果を過度に気にしない

秋・冬になれば、数多くの模試を受けるでしょう。模試は、志望校に合格する力があるのかどうかを判断する上で、1つの参考となる情報です。しかし、結果を過度に気にする必要はありません。

模試の判定は絶対のものではなく、その結果だけで合格の有無を決めるのは早計です。結果がどうであれ、合格するためには受験までに準備を進めておく必要があります。仮に模試の結果がよくなかったとしても、誤った箇所を徹底的に学び、弱点を克服できれば挽回可能です。

自身に必要な勉強について考える

受験まであまり日がない場合、効率を強く意識して勉強することが大切です。ご自身の実力を冷静に観察し、優先度の低い勉強と高い勉強に分類しましょう。
そして、優先度の高い勉強から取り組むことで、効率よく実力を高めていけます。時間がないからこそ、落ち着いて無駄なく学習する姿勢が必要です。

過去問を上手に活用する

夏休みが終わり、9月（秋）に差しかかれば、過去問を解く方も増えてくるでしょう。過去問は、自身が学んだ内容がどのくらい身についているのかを把握するために行います。ただ何となく問題を解いていても、なかなか実力アップにはつながりません。

過去問をやっていて弱点となるものがはっきりと見つかった場合は、対策を心がけましょう。上手に過去問を活用することで、学習の質が向上します。

ちゃんと眠る

時間は有限です。秋・冬になって受験を強く意識するようになると、時間の足りなさを感じて睡眠時間を削る方がいます。

しかし、睡眠は記憶を定着させるために必要な行為です。睡眠不足の場合、勉強をたくさんしても思うように覚えられません。毎日8時間ほど眠ることを心がけましょう。

生活リズムを一定にする

合格するだけの力が身についていても、受験当日に体調を崩しては本末転倒です。また、受験前に風邪をひいてしまえば、治るまで勉強ができなくなります。
体調を管理するためには、生活リズムを一定にすることが重要です。秋・冬は、寒さから体調を崩す方もいるので注意しましょう。特に冬休みは、生活リズムが狂いやすいです。休みの日でも、平日と同じリズムで生活することをおすすめいたします。